アルコールインクアートを始めてみましょう。
いざ、アルコールインクアートを始めてみたいけど何を用意すればいいの・・?やり方がわからない・・
という方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、基本的な材料やあると便利なものをご紹介していきます。


主な材料はこの4つです。

専用インク(コピック)

アルコール(無水エタノール、IPA)

・ユポ紙

・ドライヤー、ヒートガン、エンボスヒーター

専用インク(コピックインク)

インクの主なメーカーはコピックインクです。
その他にも海外メーカーのジャガード社のピニャータ、レンジャーがあります。
その中でも一番手軽に手に入るのは、コピックインクです。
コピックインクの特徴は、何といっても豊富なカラーバリエーションです。
358色あり、1本約400円から販売されています。

【Too】コピックインク BG BG0000からBG70まで 各色 アルコールインクアート コピック補充液

出典:RAKUTEN



~最初はどんな色を買ったらいいの?~

と悩まれる方も多いかと思います。全部というわけにもいきませんしね。
もちろん好きな色で良いのですが、おすすめは、

最初に買う色=濃いめの色 

基本三原色(赤、青、黄色系)と濃いめの色、鮮やかな色が先ずはあると良いと思います。
最初に購入するおすすめ色の詳しい内容は下記よりご覧ください。


また黒が「ブラック」と「スペシャルブラック」とがあります。
違いは、こちらから。


ゴールドやシルバーといったメタリックカラーは販売されていないため、ジャガード社のピニャータがおすすめです。

「メタリックカラー比較」は、こちらから。

【Jacquard】メタリックインク ピニャータ 各色|アルコールインク 

出典:RAKUTEN


アルコール(無水エタノール、IPA)

アルコールインクアートで使われるアルコールは主に
無水エタノールIPAです。

● 無水エタノール

薬局等でも売られている無水エタノール。見たことがある方も多いのではないでしょうか。
お部屋のお掃除や物品の除菌、アロマなどでよく使われます。

そこで、無水エタノールと消毒用エタノールどう違うの?
と思う方もいるかと思いますので先ずこの2つの違いです。

~無水エタノールと消毒用エタノール どう違うの?~

「エタノール」とは、国際化学命名法による呼び名で、一般にはエチルアルコールと呼ばれるアルコールのことです。
エタノールは、アルコール濃度の高い順に
無水エタノール(99.5vol%)、
エタノール(95.1~96.9vol%)、
消毒用エタノール(76.9~81.4vol%)
の三種類に分類されていています。
つまり、無水エタノールのほうがアルコール濃度が高い
=きれいな色、ラインが出る。
ということです。


健栄製薬 無水エタノール 500ML

出典:RAKUTEN

● IPA(イソプロピルアルコール)

IPAと書かれた消毒液を見たことがある方もいるのではないでしょうか。
IPAには、消毒用IPA工業用IPAがあります。
アルコールインクアートで使用するのは、工業用IPA です。
工業用IPAは、有機溶剤のため扱いには注意が必要です。



IPA 使用上の注意

◎ 換気を十分に行う
◎ 火気厳禁(火元になるものを近くに置かない。静電気も注意)
◎ 防毒マスクや手袋をする

IPA 純度100% (イソプロピルアルコール)1L

出典:RAKUTEN


また、無水エタノールとIPAの描き心地の違いについてはこちらからご覧ください。

【まとめ】

無水エタノール: 小さなお子様から誰でも使用できる。
         ふんわりした感じや淡い雰囲気の作品に適している。

IPA     :  毒性や匂いがきついため対策や注意が必要。
          ツヤ感やきれいなラインが出る。


ニードルボトルに入れ替えると便利!

無水エタノールやIPAは、大きなボトル等で販売されているため、そのまま使用するのは大変です。
そんな時はニードルボトルに入れ替えて使用すると便利です。

先が細いものがおすすめ

ボトルも色々な種類があります。
どれが使いやすいか迷ってしまいますよね。
おすすめは、先端が針のように細くなっているものです。
理由は、量の調整ができるからです。

ドロッパーボトル 50ml 3本 グルーボトル

出典:RAKUTEN


ユポ紙

ユポ紙は合成紙という特殊な紙です。

身近なところでは、選挙等で屋外に張り出されているポスターに使われる紙です。
合成紙とよばれ、水、油、薬品に強く破れにくいです。
耐水性、耐久性に優れています。

A4,A3サイズが一般的ですがさらに大きいものではロールタイプも販売されています。

両面描くことができます。(ロールタイプは片面のみ)
厚みは2種類あり、0.11㎜と0.25㎜があります。
ふんわりタイプも販売しています。

厚いほうがおすすめ

最初の慣れないうちは厚めがおすすめです。
理由は、ドライヤーやヒートガンの熱で紙が変形することがあるためです。
その変形が薄い方がなりやすい、ということです。

慣れないうちはついドライヤーを近づけすぎてしまい、ずっと温風を当てていると紙が変形してしまいます。変形するとアルコールを垂らした時、流れてしまいますのでとても描きずらくなります。
0.11㎜、0.25㎜、ふんわりタイプの比較紹介は下記より

ペーパーエントランス ユポ紙 合成紙 A4 中厚 約0.11mm 耐水 アルコールインクアート 25枚 55038

出典:RAKUTEN


ドライヤー、ヒートガン等

乾かす道具について紹介します。
風で乾かしながら描いていくアルコールインクアート。

実はこれが一番大事といってもいいアイテムのひとつです。

軽くてワット数の低いものを!

普通の髪を乾かすドライヤーは皆さんお持ちだと思います。
もちろんそれでも描くことはできます。

ただ一般的なドライヤーは、600~1200wです。
アルコールインクアートにおいては、そこまでの威力のあるものは必要ありません。
(むしろ強すぎて早く乾いてしまい、ラインなどを出す際は難しくなります。)
そして、高機能なドライヤーほど重さもあります。ずっとくるくると動かしながら描いていくため結構疲れてきます。
また、風の威力の切り替えが意外と大変です。
アルコールを垂らし、乾かす作業のためスイッチに気を取られているとどんどんアルコールが流れていきます(笑) そこで間違えて「弱」でやりたいところを「強」を出してしまい、全部色が混ざって飛んだ~(笑)   なんてこともよくあり・・・。
私もドライヤーからヒートガンに変えました。
それともう一つ。長期で行う場合ドライヤーは、電気代がけっこういってしまいます。
翌月にきた明細を見て、!? なんてことも・・・。

ですので、最初のうちはドライヤーでもよいですが、長期でやろうとしたらヒートガンやエンボスヒーターの方がいいと思います。

また、100均でも揃うブロアーやストローなども乾かす時使えるアイテムです。

★おすすめヒートガン

ヒートガンは軽くてワット数が低いものを

ヒートガンもDIYをする方が使用するものなど結構ピンキリで色々あります。
アルコールインクアートの場合は300ワットもあれば十分です。(つまり一番小さいワット数)
価格も低価格のもので大丈夫です。重さもできるだけ軽いものを選ぶと良いと思います。

ヒートガンミニ


その他あると便利なもの

その他、あると便利グッズのご紹介をします。

キッチンペーパー

綿棒

シリコンペン

・ブロアー

キッチンペーパー
アルコールインクアートは風をあてるのでインクが外に流れ出てしまうこともあります。
ですので、下にシート等を敷いてその上に吸収のいいキッチンペーパーを敷いて行うと片付けが楽になります。

綿棒
インクやアルコールを出しすぎてしまい、ほんの少し取りたい時やドット柄を描いたりする時などに使います。100均等で売っている安いもので十分ですのであると便利です。

シリコンペン
こちらは、よくネイル等をする方が使われるようですが、アルコールインクアートでもあると便利です。アルコールを垂らした時に思った場所にいかなかった時などこれで微調整してアルコールを広げたりするのに便利です。(100均等で販売されています)

ブロアー
花を描いたり、勢いのある雰囲気をだす時使います。
また、電源のない場所での制作等に便利です。(100均等でも販売されています。)

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